英語発想に従えば英会話はこんなに簡単! 英会話発想トレーニング その27(英語で「がっかりしている」から「がっかりさせる」
【これが国際標準の英会話学習法だ!】
トランプ大統領の英語力(英語)は小学生2、3年並みだといったキャンペーンがあった。しかし大統領と言えでも『分かりやすい英語』を使うのは必要なことだいう常識が無視されている。今回も引き続き方位語について述べたい。
オバマ大統領の頃だったと思うが、安倍総理が靖国神社に参拝したとき、アメリカから『失望した」と言われた。その時disappointedが使われいたと思うが、We are disappointed in him.とでも言いたかったと想像する。
しかし今回とりあげた方位語downにも同じような意味がある。
We are disappointed 失望している
We are down がっかりしている●方位副詞における日本語と英語の発想の違い
まず方位副詞upやdownを使った以下の例文を見ていただきたい。
I am up.
I am down.
upとdownはそれぞれ、「上に」「下に」と位置関係を表し、一応「私は上にいる」「私は下にいる」と訳せる。日本の英語教育ではこれらは「場所句」と説明する。
しかし一方で、upは「私は元気です」「私は起きています」と、downは「私は打ちのめされた」「私はがっかりした」とか、さらにその主語をコンピュータや機械とすると「故障した」といった意味になる。これらを日本の英語教育では、熟語やイディオムと呼ばれる。
つまり英語の発想には、方位副詞は具体的な位置関係や場所を表す場合と、それを心理的な状態まで類推するという場合があり、この後者をメタフォー(類推適用)と言われる。
Mom: Kathy, are you up?
キャシー、あなた、起きてるの?
Get up! The sun isup.
起きなさい お日様が出てるよ
Kathy: I am getting up.
私、起きつつあるよ
Kathy: I am up.
私、起きてるよ
私は、これら方位副詞や前置詞に「本質的」な意味を当てはめたのは英語をイメージとしてとらえることが欠かせないと述べてきた。「~について」とか「~の上に」といった意味ではとらえきれない英語の発想を、「大きな網をかぶせて自分なりのイメージを作り上げる」作業が大切なのだ。
【be動詞フレーズ5段活用】
be down「がっかりしている」
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(1) (am, are, is) down 現在形動詞フレーズ
(2) (was, were) down 過去形動詞フレーズ
(3) be down 原形動詞フレーズ
※助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being down ing形動詞フレーズ
※分詞構文、動名詞で使われる。
(5) been down ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
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We are down. がっかりしている
We were down. がっかりした
We will be dow がっかりするだろう
We may be down. がっかりするかもWe are going to be down. がっかりしそうだ
We have been down. ずっとがっかりしている
以上はにVC感覚の表現だ。それが基礎となって、今回のVOC表現に展開することなる。
ここでは「現実化」表す一般動詞makeを使った表現だ。「人」という対象(目的語)を「下方」の状態にする、ということだ。【これが国際標準の英会話学習法だ!】
[英会話発想トレーニング 表現の枠組み]
[基本4時制の展開]
一般動詞系列の展開
[1] 現在形動詞フレーズ (現在の事実・習慣を表す) ※現在形
You always make me down.
あなたは,(いつも)私をがっかりさせる
[2] 過去形動詞フレーズ (過去の一時点の行為) ※過去形
You made me down.
あなたは,(その時)私をがっかりさせた
[3] 原形動詞フレーズ (頭に思い浮かべたひとまとまりの行為) ※未来形
You will make me down.
あなたは,(これから)私をがっかりさせるだろう
I don't want to make you down.
私は,あなたをがっかりさせたくない
You used to make me down.
あなたは,以前は私をがっかりさせたものだ
[4] ing形動詞フレーズ (頭に思い思い浮かべた継続的な行為)
You are making me down. 進行形
あなたは,(今)私をがっかりさせようとしいている
I don't like making you down.
私は,あなたをがっかりさせのはいやだ
[5] ed形動詞フレーズ (頭に思い浮かべた過去の行為) ※現在完了形 経験用法
You have ever made me down.
あなたは,かつて私をがっかりさせたことがある
I shuldn't have made you down.
私は,あなたをがっかりさせるべきだはなかった
【一般動詞フレーズ5段活用】
make me down「あなたを夕食に連れ出す」
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(1) make(s) me down 現在形動詞フレーズ
(2) made me down 過去形動詞フレーズ
(3) make me down 原形動詞フレーズ
※助動詞、to不定詞で使われる。
(4) making me down ing形動詞フレーズ
※進行形、分詞構文、動名詞で使われる。
(5) made me down ed形動詞フレーズ
※完了形で使われる。
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日本の英語教育で英語が話せないのは,「行為や状態はひとまとまりのもの」という観点が欠けているからだ。私が「コミニカ中学英語基礎編」という教材を製作した意図はこの視点から「コミニカ英作法」を創作した。
ちなみに●ファンクションメソッド 英語の九九 英会話発想トレーニング all HTML版は、社会新向けに「コミニカ中学英語基礎編」を編集し直した教材だ,
但し,「コミニカ中学英語基礎編」は塾や個人でも使える「自学自習教材」だ。したがってできる限り文科省の文科省の指導要綱に従って製作されていることは納得していただきたい。
以下に「「コミニカ英作法」として紹介している表現は,この教材には登場していない。
しかし、この教材を使うことによって、 有機的な「英語の骨格」「英語の枠組み」を身につけることができる。いわば以下の【be動詞フレーズ5段活用】と【一般動詞フレーズ5段活用】は「英語表現をする場合の「集積回路」と言えるだろう
英語発想に従えば英会話はこんなに簡単! 英会話発想トレーニング 全動画リスト●ファンクションメソッド 英語の九九 英会話発想トレーニング all HTML版
https://language.dlmarket.jp/products/detail/178629?
●ファンクションメソッド コミニカ中学英語_基礎編_Bセット (PDF版,音声つき)
https://language.dlmarket.jp/products/detail/174534?
ファンクションメソッド コミニカ中学英語_基礎編_団体使用(PDF版、音声つき)
https://language.dlmarket.jp/products/detail/174374?